総会レポート

有壬会東京支部連合会・第68回文月会

有壬会東京支部連合会・第68回文月会が去る令和2年1月18日にアルカディア市ヶ谷ににて開催されました。1月には珍しく雨空の中、54名の先生方が出席されました。学士会本部からは会長の高桑好一先生(D54)、幹事長補佐の上村顕也先生(DH11)、さらに次期学長の牛木辰男先生(D57)が来賓として参加され、新潟大学関連の話題についてご紹介くださいました。高桑先生からは、学内、学外の新任教授、退任教授の御紹介がなされました。また牛木先生からは、今後の新潟大学の将来像、特に学部間の垣根をなくし、産学共同の事業を推進してゆきたいとの抱負を述べられました。特別講演1では、熊本大学大学院呼吸器内科教授、坂上拓郎先生(DH09)より、ご専門である播種性非結核性抗酸菌症(NTM)の診断と治療についてご講演いただきました。体重減少とリンパ節腫脹を主訴とし、PET画像では原発不明癌の多発転移に類似した像を呈すること、しかし生検しても悪性細胞は検出されず、他剤併用の抗菌剤療法で改善するといった病態についてわかりやすくご講演いただきました。特別講演2では水戸済生会総合病院病院長の生澤義輔先生(DH01)より、茨城県北部医療圏の厳しい医療事情とご専門である膝疾患とロコモーティブシンドロームの関係についてご講演いただきました。その後、懇親会が行われました。高桑先生、牛木先生からは大学病院内の敷地に建設される、マクドナルドハウスへの寄附をお願いする旨の発言があり、都内の私立大学に在籍された経験のある会員からは、私立大学では母校への寄附行為は当然のことと認識されており、会員は積極的に協力すべきだし、大学本部ももっとアピールしてほしいという意見も出されました。まだ語り足りない会員は別室に移動し2次会を行いました。約15人ほどが残り、歓談を楽しみ夜は更けてゆきました。

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