総会レポート

第67回文月会

第67回文月会が去る令和元年7月13日に順天堂医院D棟ににて開催されました。梅雨空の中、参加者は24名とやや寂しい会となりましたが、学士会本部からは高桑好一先生(D54)、内山聖先生(D47)が来賓として参加され、新潟大学関連の話題についてご紹介くださいました。高桑先生からは、大学病院新病院長に泌尿器科教授の冨田先生が就任されたこと、本年度の国家試験の成績などについてご紹介いただきました。内山先生からは魚沼基幹病院病院長の立場から、新潟県における地域医療の現状を報告されました。特別講演1では、順天堂大学医学部附属静岡病院消化器内科教授、玄田拓也先生(DH05)より、非代償性肝硬変患者の症例登録から分かる、本邦における肝硬変の原因疾患の頻度の変遷についてご講演いただきました。その中で、現在はNASHの割合が急激に増加していること、肝移植で最も生存にインパクトを与える疾患は劇症肝炎であることなど、最新の肝硬変の現状についてご紹介いただきました。特別講演2では東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科教授の山本裕先生(DH02)より、慈恵会医科大学は約140人もの医局員が所属する日本一大きな耳鼻咽喉科学教室であること、聴力改善の手術療法として、鼓膜再建術より、中耳骨形成術、人工内耳埋め込み術など、様々な取り組みにより、近年、治療成績が改善していることをご紹介いただきました。その後、場所を東京ガーデンパレスに移し、懇親会が行われました。小松会長より、当会の会計幹事である、新井文子先生が、聖マリアンナ大学血液内科学教室の主任教授に就任されたことが報告されました。血液内科分野では全国で2番目の女性主任教授ということで、今後ますますのご活躍が期待されます。

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